今回お話をお伺いしたのは、約9年前に美浜に移住してきたじょんさん（本名：山野正憲さん）。
お隣の敦賀市出身であるじょんさんですが、「ポニーを飼うのが夢」という奥さんの希望に合致する物件を探していたところ、美浜町の上野集落にある物件と運命的な出会いを果たしました。2012年の6月に物件を見つけ、12月に引っ越しを済ませるという電光石火の早業で美浜に移住。地域のみなさんがあたたかく迎え入れてくれたおかげでスムーズに地域になじめたそうです。

人と人をつなげることが得意で、自身を「人間接着剤」と称しているじょんさん。
そんな人柄を生かして、毎週木曜日のみオープンするカフェ、「じょんかふぇ」を開いています。じょんかふぇは、空き家を改修して作られた地域のコミュニティスペース「みんなの茶の間836」を利用した取り組みで、週に一度だけオープンしています。

じょんかふぇはカフェといっても飲食物を提供して商売をしているわけではありません。提供されているパンやケーキ等は地域の方が作ってくれたもので、セルフサービス方式として「協力金」を任意で支払う形となっています。

じょんさんの人柄に吸い寄せられるように、じょんかふぇには人とのつながりを求めて子育て世代から主婦、高齢の方まで、老若男女さまざまな人が集まってきます。「アットホームでわいわいしながら集える場所にしたい。たまたまその場に集まった人同士がつながっておもしろいことが生み出されればとてもうれしい。」と話すじょんさん。コロナ禍により対面でのコミュニケーションが減っている中、顔と顔を突き合わせて交流できる場の大切さを教えてくれました。

たくさんの人が集うじょんかふぇ。
一期一会を楽しみたい方にはおすすめの場所です。
新たなつながりを探したい方、じょんさんと話してみたい方、世の中のしがらみを忘れてゆっくりしたい方、どんな方でも楽しめると思いますので、ぜひ訪れてみてください。