圧巻の岩とマイナスイオンたっぷりの清流!屏風ヶ滝
自然が豊かなここ美浜町。水晶浜や三方五湖などの海辺や湖はもちろん、川をさかのぼった清流や滝も、美しい癒しのスポットなんです。
今回ご紹介するのは町内有数の景勝地の一つ、県外からも人が訪れる「屏風ヶ滝」。
新庄区にある落差20メートルの滝で、登山道入り口から滝までの所要時間は片道40分ほど。
滝までの遊歩道は、若狭美浜トレイルコースの一つ「屏風ヶ滝ルート」として整備されていて、小学校高学年以上のお子さんも登れる、登山初心者の方でも登りやすい道になっているそうです。(※参考書籍:「しんじょじかん」(P28屏風ヶ滝ルート)より)
(https://www.wakasamihama.jp/pamphlet/index.html)
5月下旬、実際に新庄にお住まいの方にご案内いただき、屏風ヶ滝まで行ってきたので、その時の様子をご紹介します!
訪れた日は快晴。
初夏のため暑さもまだ程よく、山に登るのにはうってつけの日。
屏風ヶ滝までの道は渓流のすぐ脇を通るため、水濡れを防ぐような登山靴が最適だそうです。しかし、登山靴を持っていなかったため、案内の方に確認し、ふつうの長靴で登ることにしました。
登山口には、獣害対策のため設置してある柵があり、そこから入ります。
登山口からしばらくは、杉林の中を通ります。
足元は落ちた杉の葉っぱや、少し湿ったところは苔も生え、ちょっぴりふかふかで歩きやすい。
杉林を過ぎると、だんだんと沢沿いの道になってきます。
ふと立ち止まると、渓流らしくゴロゴロした石や岩が目立つように。
川の水が無数の石にぶつかり、日差しの反射と相まって水の流れが美しく感じられます。
川のせせらぎはもちろん、時折聞こえる鳥の鳴き声も綺麗。
普段の暮らしから離れ、自然の中にいるんだな、という実感が湧いてきます。
足元がふつうの土から崩れやすい砂利が多くなるので、滑らないよう充分注意して歩きます。
※何度か木の橋を通りますが、雨で濡れた後の橋は滑る危険があります。
もうしばらく登ると、さらに大きな岩ばかりになり、映画の世界のような雄大な景色に。
水が岩場を流れ下り、苔むした大岩が目の前にそそり立ちます
迫力があり、見ていて飽きません…!!
しだいに狭い岩場を通ることも増えてきたので、登るのがやや大変になってきました。
岩場を登って登って、さらに狭い岩場を潜り抜けると、登り始めてから40分ほどで、視界が開けました。
登り切った!あれが屏風ヶ滝?
開けた先には、大きな白い岩の表面を幾筋もの流れが下る美しい滝。
これは、玉簾(たますだれ)の滝というそうです。
屏風ヶ滝は、さらにその奥。
登り切って少し疲れたけど、あともうひと踏ん張り。
開けた場所を通り、少し先の岩場をちょっと登ると・・・。
すぐ、お目当ての屏風ヶ滝に到着!
一見、写真で見たとおりだけど、実際に登り、近くに行ってみると感じられるものが違います。
登ってきた中で一番落差が大きく、水の落ちるさまは迫力満点。
滝つぼの近くまで行けば水しぶきを少し浴びることができ、とっても爽やかです。
しばらく、登り切った達成感と滝の迫力や清涼感を味わいました。
今回、ほとんど登山の経験なしで登った屏風ヶ滝。
最初は登り切ったらくたくたになるかな、と思いましたが、それほど大変さは感じず、程よい疲れを感じることができました。
また、目的の屏風ヶ滝はもちろんのこと、道中の渓流も美しく、最初から最後まで楽しめるルートだと感じました。
みなさんも、緑あふれる渓流のさわやかさと、滝の迫力が楽しめる屏風ヶ滝に一度登ってみてはいかがでしょうか。
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~美浜の山を楽しまれる方々へ~
急な天候の変化等もありますので、くれぐれもご自身の安全確保に努めてください。