「天丼」、最近私はこの言葉はひょっとすると「天ぷら丼」ではなく別の意味で作られた略語なのではないのかと思うようになりました。その名は「天上で食される丼ぶり」、そう思えて仕方ないのです。その理由はこの天丼です。

この天丼は、美浜町久々子にお店を構えている「味一休」さんのランチ限定天丼です。
なんて美しく品のある天丼なのでしょうか。やはり店構えからしてご立派な一休さん、流石でございます…！

前々から気になっていた一休さん。しかし気軽に入れなさそうな威厳のあるそのお店構えで、お邪魔するのに美浜に来てから９か月もかかってしまいました。どんな服装で入ろうかなと考えたあげく、今回は最近お気に入りの薄オレンジシャツに合わせているこのネクタイを締めて食べに行こうと決めました！！

さて、お話を天丼に戻させていただきます。
一休さんの天丼は、舞茸、レンコン、シシトウ、海老、カボチャ、サツマイモがのっており、そのどれもが衣サクサク！食材の最大限の持ち味を味わえる火の通り方です。特にサクッと食べられる舞茸の後味と香りはとても印象に残りました。
そしてもう1つ、私は海老とレンコンに嬉々としました。海老とレンコンの相性は、アンコと乳脂肪と同等かそれ以上です！一気にその２つを口の中に入れて、サクサクプリプリの海老とシャキシャキに近いレンコン特有のあの食感、海と山の幸の風味豊かな飽きのこない味わいを堪能しました。目が細くなる美味しさ、寿命が１年延びた気持ちです。
忘れてはならない天丼のタレは、ほどよい甘さと塩辛さを感じさせてくれる絶妙な味つけの天つゆに少しとろみを加えたものでした！このおいしさの液体がすこぶるよい塩梅で天ぷらにもご飯つぶにもからみついて至福の思いをさせてくれます。この至福が私に天丼とは天上の食べ物であると確信付けてくれたのかもしれません。

今度伺う際は、一休さん自慢のコース料理や御膳を食べてみたいです。
ランチメニューで‟天“が見られたのなら、その先は何が見られるのでしょうか？楽しみです。
ありがとうございました！